ここ数年、音楽制作費の捻出方法をシコタマ小さな出来の悪い頭で考えまくってます。
今日はそこの整理会をしてみたいと思います。

単純にいうと、何処からお金を用意するか、です。仮にアルバムを作るとすると、昔のバブルのメジャーアーティストだと１０００万くらいの予算規模でしたが、今はそんな予算をかけられるところは何処もないと思います。半分以下でしょう。仮に俺レベルのクリエイターなら３００万円あれば作品に十分な時間がかけられます。
では、この３００万円を何処から調達するのか。
今までの音楽業界だとCDの売り上げで調達しようとしていましたが、昨今CDが売れない時代ですのでなかなか厳しい戦いになると思います。具体的に1枚３０００円で売ったとしても、何枚必要なのかすぐにわかると思います。俺レベルのアーティストが１０００枚売り切る大変さったら、皆さんの想像をはるかに超えます。現実問題「無理」でしょう。10年売り続けるレベルです。
これに加え、作った作品が受け入れられなけでば、次の作品を作ることもできない世界線ですので、根本的に考え方を変えて
CDの売り上げで音楽は作らない。別の業態で作った余剰金を制作費に回す、これしかないと思ってます。
以前もココで書きましたが「音楽は兵站」です。制作費が途絶えると、そこでジ・エンドですので、予算が途絶えない業態の発掘が急務だと思っております。


では、どの市場を選ぶか。まず扱う金額が大きいところから考えました。
今までの経験上、三万円の商品を購入してもらうのと、五百円のハイボールを飲んでもらうのと、営業という意味では同じ労力がかかることを知っています。ならば「高額商品」を買って貰う、がビジネスの（制作費を調達する）近道だと思います。例えば商品の１０％が純利益になる３００円なら３０円、３億なら３０００万。同じ労力ならば狙うは３億です。

俺の知っている高額商品。。。土地。これは何処かから３億借りてきて誰かに売れば数千万の手残りです。ただ素人には手が出せる商品（土地）は転がってなさそうですよね。それこそディベロッパと呼ばれている人たちや街の不動産屋さんが血眼になって探しているので、素人にまで落ちてこなそうです。誰か土地を売りたい方がいらっしゃいましたらご一報くださいw

次の高額商品。家。やはり不動産系は高額商品が多いっすよね。
お家も然り。家を建てられればそれこそ３００万の利益を頂いても誰も不幸にしません。ただ俺には家を建てる技術がありません。外注か。棟梁の知り合いがいるので相談してみましょう。どなたかお家を建てたい人がいらっしゃいましたらご連絡くださいw
次に不動産仲介。建っているお家にお客さんを紹介する商売ですね。調べてみたところ、建物の６％くらいが手数料だそうです。６０００万円のお家が売れれば３６０万。おお！これなら年一棟売れればCD1枚作れます。不動産仲介業に参入するか！とも思いましたが、これも宅建や色んな資格が必須なのでちょっと準備が必要そうですね。
面白いな、と思ったのが、フルコミという働き方で、「給料なし」でも「売れたらガッツリ」というフレックスな働き方が存在しているようです。俺もそれでいいのですが、ただこれも問題点があって、会社に出勤しないと売り物件を仲介会社から紹介してもらえません。会社からしても自分のとこの社員にやらせたいですし、お客さんのリストをフルコミのスタッフに渡すメリットがありません。
仲介業は何処まで行っても「誰が紹介したお客さん」なのか。これを明確に説明できないと角が立ちそうですね。

利権の整理。音楽業界の著作権くらい明確に規定されていればトラブルになりませんが、仲介業のように色んな人の手を借りて回っている業界だと、なかなか難しいと思いました。逆にここを綺麗に説明できれば勝ち筋はありそうですけどね。

他にも考えましたが、今日はこの辺で。
もっとこんな高額商品があるよ〜って方いらっしゃいましたらコッソリ教えてください。調べてみます。


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