贋作師ってすごくないか2


今日も贋作師の話です。がその前に。

そもそも絵画とか音楽もそうですが、生きていく上で直接的に必要なものじゃないじゃないっすか。
誰かにサービスを提供している訳じゃないですしね。

自分の活動は解像度高くしておきたいので、いろんな業態を勉強しているのですが、
やっぱり基本的に生活に密着している商売は強いですよね。

「お腹が減った」はあっても「絵を見たいなぁ〜」とはなかなかならないですもんね。

基本的な生活が回っているからこそ成り立つ訳ですよ。芸術って。
そもそも戦争中だとそんなことしてる場合じゃないってもんです。

なのでビジネスをするならそっちを主軸に考える必要がありますよね〜。
たくさんの人が求めているものだったり、必要なもの。
その分、ライバルも多いんでしょうけど。

自分の活動が自走できない不安がつきまとっております。
日本で農作物が取れなかったら皆んな困りますが
ミュージシャンがいなくても困りません。

極論ですが。

なので、自走できることが大事なんすよね〜。
音楽家の脆さはここにあると思ってます。

逆にその環境さえできて仕舞えば、色んな形で社会貢献できるんだけどな〜。

課題です。。。


さて今回の贋作事件で、誰が傷付いたんだ?と考えたのですが、、、
持ち主?
美術館ってこと?

そもそも美術館は「ホンモノだ」って言っているからいいんじゃない?

オレは娘が
「パパがんばって」って描いてくれた
ドラムを演奏している絵が
世界中のどの絵よりも価値を感じているし
愛おしいし、飾ってる。
それでいいんじゃないの?

音楽も本質的には同じで、別に技術が優れているから価値がある訳ではなくて
言葉にはできない感情を表現している
その行為こそに価値がある訳で、そこに付随する「ビジネス」が本質をボヤけさせていると思ってます。

美術品ビジネスや投資的価値ばっかりに目が行きがちですが、本質的にはどこまでいっても
「好き」「嫌い」
「なんか良い」「なんか嫌い」
でしかないんすよね〜。

確かに「金額」は客観的価値として
説明しやすいから使われやすいんすけど
金額に引っ張られちゃいけないっすね。

自戒の意も込めて。


というか、今回の50人以上もの画家の技術はインストール済みで、
鑑定士すら見抜けない技術をもっている画家なんて今まで世界中どこを探してもいなかった訳だし、
オンリーワンなので、これからもっと彼の絵は値上がりすると感じているのは僕だけかしら。




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