バイク愛に目覚めるまでの物語

バイクが好きです。

車に比べるてめちゃくちゃ不便だし、スピード出すと涙でるし、夏は暑いし。
でも近代文明の中から原始的な感動を味わえるモノがバイクにはあると思ってます。


今日はバイクを始めた過去をお話しいてみようと思います。


遡ること、10年前。
なんだかんだで音楽家として生活がウッスラできるようになって、妻とまだ恋人だった頃。
想像していた100倍以上に貧乏でしたが、なんとか生きていけるレベルには達してました。
がむしゃらに「演奏しながら生活するんだ」と、もがききった先にふと自分がやってみたかったことって何だっけと問いかけてみたんです。


そーいえば、高校生の時にタクヤキムラに憧れてTWに乗りたかったなぁ〜と思い出してヤフオクを見てみたらめっちゃ安く出てるんすよ。




・・・これなら叶うぞ?




バイクが禁止だった家庭で育ったものの、今は親の管轄外。

免許とって遊んじゃうか!と思い立ったら最後、心のブレーキは効かなくなってました。


まずは免許を取ろうとたちあがりました。
ただ、教習所に通うのは面白くないかなと思い、試験場で一発試験を受けることにしました。
こちとら良い大人だし、車の免許も持っている交通ルールを熟知したおじさんです。
おじさん舐めんなよ。
練習さえすれば落ちるわけがない、と謎の自信に包まれ燃え上がっておりました。

試験会場で練習できるシステムも用意されてるし、ちゃんと予習すれば問題なかろうと、YouTubeのバイク免許攻略動画を見漁って試験に臨みました。


たしか試験の予約が取れないほどの混雑状態で検定まで2ヶ月近くかかったと思います。


練習も重ねてやっときた試験当日。
緊張との戦いかと思いきや、とてもリラックスした状態で会場入りができました。
流石、人前で演奏する仕事をしているだけはあります。


試験官によろしくお願いしますと挨拶を済ませ、バイクにまたがり、最初の難関「一本橋」へとむかます。

その途中、角を曲がったあたりで、異変に気づきました。何だか様子がおかしい。
足が震えておる。


ニーグリップといって膝でバイクをしっかり挟むのが正しい姿勢とされているのですが、その膝が震えております。。。


緊張か?
緊張なのか?!
そんな筈はない。どれだけの大舞台で演奏してきたんだ!
こんな状況にビビてんじゃないよ!
堂々と技術を見せてやれ!



・・・緊張していないと思っていたのは自分だけで、体は正直でした。
結果としましては、後輪が乗る前に橋から落ちてしまい試験中止。

それを世間では「またぐ」と言います。
橋を跨いだだけ。橋に乗れもしねーでやんの。
アドバイスをくれる教官ですら「脱輪するのが早すぎてなんもいえね〜」とびっくりなアドバイスを送ってくださいました泣。


帰りに次の試験の予約をしようとしたら、3ヶ月先まで満員だったのでその足で教習所に殴り込んでやりました。
2週間で免許取れちゃうからね。
入学金の札束で教習所の門を叩いてやりました。大人の本気ってのを見せつけてやんよ。
「よろしくお願いします!!!」


晴れて免許が取れていざ公道へ乗り出すわけですが、ここからハーレーに辿り着くまでもう少しありますので、それは明日。


お後がよろしいようで。







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