丸腰すぎだろ!
ここ数年でミュージシャンの立場や音楽業界の世間から置かれている立場の危うさなんかを身に沁みて分かったのですが、やはり世間のミュージシャン達はあまりにも丸腰で世間に出ているよな〜と感じてしまうことが多い印象っす。
世間の(ここでいう世間はミュージシャン以外)事業主、起業家たちはもっと「事業」というものを徹底的に理解してから戦場に向かってます。
自分たちの強みはどこか、社会にどんなサービスを提供したら対価としてお金をいただけるのか、しっかり理解しています。
市場規模なんかは当然リサーチしているでしょうし、マーケティングなんかも当たり前のようにしています。
それを音楽大学なんかじゃ全然教えないし、ビジネスのビの字も出てこないまま社会に放り出されますから、危機感を感じない人たちはそのまま30歳くらいで音楽を諦める、みたいな流れにのることになります。
もうちょっと勉強すれば辞めなくて済むのに。
少し前に知り合った人は再生可能エネルギーのベンチャーにお勤めでしたが、当たり前にマーケティングとかの話ができて凄い刺激的でした。音楽業界の動きなんかもわかっていたし。その場で壁打ちみたいなことができて、ビジネス初心者の洋二郎くんにとってはめちゃくちゃサービスタイムでした。
最近は以前聞いたことがある「日本一早く走れてもお金はもらえない」「世界一のダイヤモンドを1億で売るよりの世界で2番目のダイヤモンドを半額以下で100個売った方が社会的には価値がある」話をよく思い出します。
始めて聞いた時は「世界一を目指さないなんて怠慢だ!」と本気で思ってました。
ドラムが上手くなるのはそれとして(それは自分の中での心意気として当たり前です)社会に価値を提供できなきゃ生活には結びつかないんすよね。めちゃくちゃ当たり前なことを言ってます。こーゆーことを大人になると言うのなら大人になったのですが、感覚としては、純粋な解像度が上がった、と感じてます。
自分の「好き」と社会生活との接点「交差点」を探さないとね〜。
金にならね〜って嘆いてるだけだとジリ貧です。
もちろん「演奏」という行為をお金に換金しなくても良くて、そこは自分の心と相談です。
昔知り合った「めちゃくちゃドラムの上手い(プロ顔負け)の歯医者」さんがいたのですが、その人は演奏することを生活とは切り離せたからソレができるわけですよね。そして歯医者の方が儲かるw
自分の演奏が社会との交差点から遠いなと思ったら、経済活動はとっとと別で築いてしまって、納得のいく演奏をする時間や場所を誰にも邪魔されない予算で確保してしまう方がよっぽど健康的です。
絶対に演奏することで経済活動するんだ!という決意があるのなら、ソレこそ徹底的に他のドラマー達と差別化してどこがウリなのか世間に提示できるようにならなきゃなりません。それで1日も早くサービスを展開して社会の猛者達と勝負してみた方がいいっす。
さらにもうちょっというと、生演奏業界の椅子は年々減少傾向です。さらに順番待ちの猛者達がひしめく地獄の一丁目なので、かなり確率が低い気がしてます。
個人的な感触だとこっちのがキツいっすね。
最初からの価値創りはマジでしんどいっす。もう一度やれと言われても及び腰です。
なので、とっとと経済活動は別のところでキープして音楽活動することをオススメはしますが、、、みんな何故か抵抗があるみたいなんだよな〜。
音楽家になりたい、と子供が言ったら全力で反対するなんて思ってましたが、訂正します。
音楽家には今すぐなれるから、社会の原理原則を理解して商売できるようになりなさい。商売ができないなら既に経済活動ができている会社にお世話になりながら音楽家をしなさい。
なんか音楽家と経済活動を同軸上で考えちゃうからややこしくなるんすよね。
もはやこのご時世、演奏で生活できることよりも、純度の高い表現作品を作れている方がよっぽど大事なんだけどな〜。
そのことがやっと全身全霊かけて理解できた今日この頃です。
—————
メッセージやコメントは洋二郎公式LINEからお願いします☆ドラムを叩いてみたい方もコチラから☆
現在無料体験レッスンも実施中!
公式ライン↓
https://lin.ee/WqcE4tg
X(旧Twitter)↓
https://twitter.com/yojirokobayashi
Instagram↓
https://www.instagram.com/yo_jiro_kobayashi/
YouTube↓
https://www.youtube.com/channel/UC2p_o5geq4ExkezFEWyGLOw