吹奏楽に登場するマイナー楽器3

吹奏楽部に入ったら突然マイナー楽器が担当と言われ、困っちゃったアナタへ贈るバイブル。
第三弾はトライアングル。


カスタネット、タンバリンと共に幼稚園に転がっているアイツです。あれを急に舞台の上で、難しそうな楽器たちと共に真面目に担当しろと言われたって、、、ねぇ?w
幼稚園児がやるやつですよ?みたいな。で、プロはというと真顔でやってるのをTVで見たことあるけど、あれはプロだからでしょ?!みたいな。

気持ちはめちゃくちゃ分かりますが、でも大真面目な顔してやらなきゃいけないんです。アイツを。
私は全ての音楽を知り尽くした、全知全能の音楽神である〜って顔でトライアングルをやるのはアナタなんです。トライアングル担当になったら、顔芸担当だと思って頑張ってください。
トライアングル、最初のワンポイントアドバイスは
「それっぽい顔でやる」です。

真面目なアドバイスとしては(上記も大いに真面目ではあるのですが)トライアングルの叩く場所と叩く角度を変えると色んな音が出ると言うことです。三角形の内側6時のあたりを叩くのと、外側の2時くらいのところを叩くのとじゃまるで音が違うのがわかると思います。
またビーター(叩く棒のことね)の角度を垂直にして叩くのと、水平にして叩くのだと、これまた倍音が全然違うのもわかると思います。
*内側の6時くらいの位置を叩いてみるのが1番効果がわかり易いと思います。

結局、打楽器は「その場面にどんな音が似合うか」を選び出す仕事なので、この音が出れば正解!なんて答えはないんです。なので、色んな音を出してみて、1番音楽に似合う音を見つけましょう。

どんな音が正解なのかも分からない場合は先生に聞いたり、先輩に相談したりして、音を探してもらいましょう。そして、その音が見つかったら百発百中でその音が出せるように繰り返し連取すれば良いだけです。

今までの経験上、良い音が出ないと悩んでいる生徒さんを沢山みてきましたが、ビーターの種類が少ないと言うのが原因だったりしました。ビーターも太さと長さで音がメチャクチャ変わりますので、ビーターセットというのが売ってますので、部活でワンセット買っておくことをオススメします。

もう一つ道具系でのあるあるなんですが、トライアングルの持ち手がたこ糸みたいなので代用されているっていうことが多いんです。
付属していたナイロンホルダーを無くしてしまったのでしょうが、紐であればなんでも良いってもんでもないのんすよ。ナイロンぐらいコシがないと、叩いた勢いでトライアングルがクルクル回っちゃって、次の音を叩く時に狙ったところが叩けないって状況に陥ってしまいます。

これは道具の問題なので、今すぐに先生に言って買ってもらってください。タコ糸でやってできないこともないのですが、そんなところで練習の労力を消費するなら他のことを練習した方が1000倍効果的ですので、これを読んでいる先生がいたら今すぐに買ってあげましょう。お小遣い程度で買えちゃう値段です。

なんだか長くなってしまったので、続きは次回。






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