物理にハマるの巻



最近はめっきり物理の勉強に夢中です。

相対性理論、面白いわ〜。時間が伸びる?!距離が縮む?とかちゃんと説明できちゃっているのがすごい。
「等価」の概念とか、「加速」とか理解できるだけでめちゃくちゃ面白いっす。
https://youtu.be/jyAZpcjzxFU?si=CARvrFV7_s5Q6BZI


この「等価」という概念、リズムでも同じように感じていたことがあって。ようは「誰から見て」と言う視点が重要になってくるんです。お前、走ってるな、いやいやお前が遅いんだよ、と言う論争ってどっちも正解でどっちも間違っているんです。前提が大事で、誰から見て、どうかです。

前のめりのお客さんからしたらキープテンポしている人は遅く感じて、テンポキープしているミュージシャンからしてみたらお客さんが前のめり、なんです。リンゴスターが言った「みんなで走ればいいじゃん」と言い放ったと言われているこのセリフ。等価の概念と同じだと思います。それが真理ってもんです。


リズムは一定に。と、どのドラム教室でも習うと思いますが、これ「メトロノームに対して」ズレちゃだめってことなんすよね。キープできるようになりましょう、と。
でも音楽なんてサビの前に高揚してくるし、もっと前にビートが来てほしい時もあるじゃないっすか。場面場面で。平常心で聞いている人の方が少ない現場なら、一緒になって走ってくれた方がいいってもんです。その都度正解が違う。これが音楽の面白いところです。レコーディングでメトロノームを使うのって、後から重ね録りしやすいからで、その音楽の持っている本当にあるべき姿ではない可能性の方が高いです。

まぁこうなってくると禅問答みたいになっちゃいますのでやめますが、とにかく物理の世界からも音楽に通づる見識が得られるのが、本当に面白いな、と思った次第でございます。


最後に。
ビートを出す、これも重力を発生させるようなものなので、そりゃ出す側からしたら疲れるってもんです。で、皆んながノッてくれたらあとは自転するだけ、これを「グルーブする」と言ったりしますが、そこまで持っていくのが大変なんすよね〜。面白いところでもあるのですが。引力を発生させる苦労と喜びは表裏一体、ってなところです。

今年もあと1日。
最後まで気を緩めることなく、グルーブしていきまっしょい!




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