感性のチューニング



大先輩の音楽家がお家を建てているという情報が入り、上棟式というのでご挨拶がてら遊びに行ってまいりました。

詳しいことは何も知らずにお邪魔したのですが、どうやら音楽棟も併設されるようで1番に音を出してきましたw
と言ってもまだ骨組みしかないお家だけど。


場所は都心から1時間程度の郊外なんすけど、もうね、空気が全然違うんすよ。
凛としているというか。澄んでると言ったらそれまでなんすけど、なんか感性が研ぎ澄まされるんすよね〜。
あれ、何なんだろ。
気温が下がるって具体的な理由もあるにしても、です。

やっぱり都会は人が多すぎるんだろうな〜。感覚が過敏すぎると疲れちゃうから、麻痺させてるんすよ、きっと。
生き残るための手段として必然なんだろうけど、ああいう凛とした空気のところに行くとふと気付かされます。
「こっちの方が大事だよな」

我々は特に「感覚」を武器に仕事をしているわけですので、定期的に感覚の調整というかチューニングは必須です。
気づかぬうちに鈍っていくであろう感受性を取り戻させていただきました。

そのお家のロケーションがまた最高で、目の前、山と川。畑と田んぼが広がっていて、もうね最&高なわけですよ。

子供達と混ざって、畑の中で楽器をポコポコ叩きましたが、なんていうんだろ。
原点はココに在り!って感じですわ。

反響板がないと共鳴しないなんて嘘ですね。
ちゃんと楽器がなる場所ってのがその場所毎にあって、それを見つけられればどこでも「響き」なんて手に入ります。

棒に穴を開けただけの「笛」と一緒に音を出しましたが、ちゃんと共鳴してましたね。

それを考えると、笛なんて世界中にその土地土地のオリジナルがある訳なので、俺たちが知っている「笛」がどれだけ
整えられているものなのか、改めて気付かされます。
そうなってくると「12音階」ですらケミカルに感じちゃいます。

平均律?
そんなケミカルなことやってるとロボットになっちまうよ!
なんて、かつての人たちからご指摘をいただいているような感覚ですw

もちろん極論ですが。
平均律がなかったら皆んな大好きテンションコードなんて誕生しなかった訳ですので、それはそれで功績はでかいんすけど、
やっぱり俺が好きなのはこっちだよな〜と再確認できた1日でした。




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