音楽は迷宮だ
何で音楽が面白いと思うのか。
拙い頭で考えていて、言語化できそうなのでちょっとトライしてみます。
もはやご存知の方も多いとは思いますが、論文なんか書いたことがない男ですので、支離滅裂になる予定です。
この行き先が見えないことが自分でわかるようになったのはブログをコツコツ書いてきた賜物です。
#行き先を見つけろ
演奏していて早くなる、とか遅くなる、は基本的にNGとされております。
わかりやすく言うと、俺のドラムがどんどん早くなっちゃうと、照明さんや大道具さんも困っちゃいますよね。
エルサの魔法と演奏がずれちまう。
もっといえば一緒に演奏しているメンバーに迷惑かけちゃう。だからダメなんです。基本キープテンポ。
でも、これ商業じゃなければ問題ないじゃないっすか?他に舞台の技術さんもいなくて、他のメンバーも俺の都合で走っちゃってもそれに合わせる技術があればOKじゃないっすか。別にキープテンポできなくても別にこれといって「何がいけないの?」なんです。
商品にしようとすると、色々制約が出てくるけど別に音楽を演奏するという目的だったらなんの問題もないっす。
しかも、楽しそうに演奏しているとこれまた下手な商業音楽よりめちゃくちゃ「いい演奏」になっちゃったりするから面白いもんです。
ここからは禅問答のようになっちゃいますが、同じテンポでも遅い、と感じる人もいれば、早いと感じる人もいるわけです。
どっちが正解なわけじゃないっすよね。
「今日、お前早くない?」
「いや、お前が遅いんだよ」
卵が先か、鶏が先か、みたいになるのですが、本当に真実はこれなんです。
俺たちは仕事上だと、規定のテンポがありますからそれが「正解」なんですが、そうじゃない音楽もありますよね。
うちの親父は法事の時にはかならず酔っ払って誰も知らない歌を歌い始めます。
手拍子に絞りを聞かせてとても楽しそう。
この時の音楽の正解は「うちの親父」です。
彼がテンポを「早い」と感じるか「遅い」と感じるか、がその時の答えであって、♩=80が正解じゃないんです。
そうなってくると、商業での正解が不正解になる、というアベコベな現象が起きますよね。
親父のテンションが上がってテンポが早くなったらそれが正解なので、法事で一生懸命手拍子のテンポをキープしようとしていたら「空気を読めない生真面目くん」になってしまいます。
このアベコベが許されるのって、音楽とか美術とかいわゆる芸術と言われるジャンルだけじゃないかな〜と思うんですよ。
商業音楽において、売り上げ枚数が正解なら大衆に向けて受け入れられやすいテンポもキーもあるでしょうし、そこで意見がぶつかれば正義は枚数が売れた方になります。
が、商業じゃなければ何の問題もなく、しかも正解がその都度変わる。受け手も自由で、楽しければノレばいいし、そうでもなきゃ隣の従兄弟とでも話してりゃいい。
もちろん歌が上手なら親戚がより多く楽しめるだろうし、そのために練習するのもいいと思います。
純度の高い練習ができそうだw
そして何度も言いますが、楽しそうに歌ってるやつの説得力というか、周りを巻き込む力というのは往々にして商業音楽のソレを超えてきます。軽く超えてくる。
ここが本当に面白くて、我々職業音楽家は常日頃この辺りを葛藤しているわけです。
なので、オススメとしては
「音楽やれ!」
です。
こんな出鱈目、ビジネスでできないからこそ、文化芸術があるんだよな、と思っております。
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