マイドラムセットの話7小物編


最後に小物編。
パーカッションの時にいろんな効果音というか、想像力を掻き立てる音というか、雰囲気作りをすることがあります。

波の音を出したりするやつです。
ザザ〜んっての。

他にも雨の音を出したりするのが有名なのかな?レインスティック。
これも2、3本ありますね。

あと沖縄の民謡で使う、名前は忘れちゃったけど手で持つたいこ。
これ、ホントにお祭り感でるんすよ。洋物じゃダメなんすよね。
お祭りを想像させるのにはコレなんすよ。実際に祭りには使わってないんですけどね。
イメージさせるのに、違う現場のものを使ってみんなが「ああ〜」ってなるのが好きです。何個か前に出てきたサンバにボンゴは使わない、みたいなもんなのかな。

他にもキラキラした音をワチャワチャ〜って鳴らしたくて、お土産屋さんで買ったチャイム。あの、、ほらお店の入り口あけた時にチャリンチャリン〜ってなる店員さんに来店を知らせるやつね。カランころん、じゃなくてキラキラ〜のやつ。

一体なにを文章で伝えようとしてるんだ。実際聞いてもらった方が100万倍早い笑。
楽器じゃなくても使い方によっては楽器になりますし、使ってますって話ですね。

でも一点、気をつけなきゃいけないが、この楽器じゃないキラキラはマイクに乗らなかったの。
いろんな楽器と混ぜて使ってたらこの音だけマイクに乗らないの。他の楽器はマイクにガンガン入ってるのに、玄関のチャイムはほとんど聞こえなくて、ああ楽器はよくできてるんだな〜と感じました。実際の耳には同じように聞こえているのに、面白いっすよね。
マイクの種類にもよるのかしら。
逆にアイフォンのマイクなら拾えたりしてね。意外とアイフォンのマイクって優秀なんすよ。

俺らが普段聞いている音が正解だとするならば、アイフォンのマイクが一番なんじゃないのかな。
皆さんが普段CDとかで聞いてるドラム音なんてレコーディングの時の実際の音とは全然違いますからね。
嘘じゃん!って突っ込んでたやつもいますが、それくらい生音じゃ仕事にならない様な音で撮ってます。
デシっ!ってスネアのを作るのには実際にはデシっ!とはなってない妙。
さっきの盆踊りをイメージさせるに実際には使ってない沖縄のたいこを使うみたいなもんすかね。

実際の生音で勝負する人と、録音物で勝負する人。どっちが正解というわけじゃなく、もはや違う競技ですね。違う芸術表現。
これが腹落ちした最近は録音が面白くなってきて割と毎日向き合ってます。
今までは生音至上主義と言いますか、実際に舞台の上での一発勝負で感動させられるか、が自分の中で評価軸として一番優先されていたのですが、それでいうとレコーディング文化なんて偽物じゃないっすか。やり直しできるし。出てる音を加工するし。
若い時はそんなの興味ねぇ!と思ってたんすけど、やっぱり面白いっすね。みんながハマるのわかりますもん。面白い。

そしてやっぱり主軸はそっちに移行しましたよね。録音物制作。生演奏、現場でどう表現するか、と届け方が変わったというか。

俺が気づくのが遅かったのだけなのか。まだ気づいていない人が山ほどいるのか。
ちょっとわかりませんが、まぁとにかく最近は録音も、楽しいということです。
マイクに乗せた表現方法も自分の中で違和感なく発揮できるようになってきました。
与田zんですが、ちょっと前に「ファーストテイクが音を直してる!」みたいにSNSで騒がれてましたが、あんなの当たり前じゃん!素人が!ってなもんでした。
女性がメイク落として、別人じゃん!って騒いでるみたい。当たり前じゃん、そんなの。ほと前に出るんだもん、そりゃお化粧ぐらいさせてあげてよ。
知らなかっただけで、そんなに騒ぎ立てるなよ〜と傍観してましたが、世間様ではそうなのかもしれませんね。そうなのか?!

でも、自分の娘を外出させるときにパジャマで寝癖ボーボーで歩かせるのと、ちゃんと最低限よそ行きのお洋服を着せるのか、の違いだと思いますが。
ファーストテイクだって街を歩かせる時にお化粧させてあげるでしょ。親として。
そんなこと言ったらどこまでが「そのまま」でどこからが「加工」なのか、みたいな哲学的な話になっちゃうぞ?と思いますけどね。。。


話が大幅にそれましたが、楽器紹介コーナーはまたいつかやってみようと思います。




BLOG徒然なるままに

新着記事

バックナンバー

プペルオーケストラのコンサート映像を、コチラからいつでも何処でも24時間お楽しみいただけます☆

洋二郎トリオ2ndアルバム「Rainbow」大好評発売中!購入はコチラから。

洋二郎参加CD:吉松隆「鳥の響展」須川展也さんと共演させていただいた模様が収録されております。

Please feel free to contact us if you need any further information.

Contact Form
TWITTER(@yojirokobayashi)