好きの成果物

乃木坂のお仕事をさせていただいたり、劇団四季のお仕事をさせていただいたりしておりますが、若い世代の活躍ぶりに感心させられます。ヤングエルサやヤングアナなんて小学生なのに立派に役者さんです。乃木坂の子達も年齢聞いてビックリ!そんなに若くてあんな堂々としたパフォーマンス?!と驚愕するとともに「俺はどうだ?」と自問自答している日々です。


さて。

ここ数年、世の中の仕組みをちゃんと理解するためにお勉強しています。
なんで音楽家の生活は脆弱なのか、ちゃんと理解しないと対策もできないなと痛感したからですね。
家庭もあるし、はい収入なくなりましたじゃ流石にマズイよなと危機感と隣り合わせです。


で、最近は歴史キュレーションプログラム「コテンラジオ」を愛聴してるんですが、その中で資本主義のメリットみたいな話題がありまして。

資本主義ってのは人の得意な分野で成果を出すのに最も向いてるシステムだそうで。


確かに、イヤ嫌やってる仕事よりも得意なこと、好きなことをやたほうが成果を上げやすいよねって至極真っ当なことですよね。


我々、演奏家には演奏させていた方が効率的だし、作曲家には曲を描いてもらっていた方が生産性が上がる。エクセルを使わせたら素人ですからね。


我々の問題はそこに対して社会的「問題解決」してないよね、と思われてしまっていること。


確かにお腹が減っても音楽じゃ賄えないし、何か便利なサービスを提供しているわけじゃない。

この辺りは芸人さんとか役者さんと同じ立ち位置っすね。


まぁ音楽とかエンタメのない世界なんてつまらないと思いますが、それはこちら側のエゴであて、お茶の間の皆様にはあんまり関係のないこと。
そこは仕方ないし、ホントにいざというときの無力さは嫌というほど理解しております。

楽器弾くならボランティア行ったほうが世のためだな、と感じたことも多々ありました。


東日本大震災の時に世界の北野が
「エンタメなんて平和の上じゃないと存在できない」みたいなことを言っていたのを鮮明に覚えています。本当にそうだと思います。



ここまでは理解できるんですが、その先にちょっと理解に苦しむことがあって、、、。


好きでやってるんだからお金もらえるだけで幸せでしょ?
みたいな風潮がどうしても理解できないんすよ。
確かに幸せではありますが・・・。


他の人がやるとめっちゃキツくて大変だけど、我々は苦に思わない体力があったり、乗り切る才能があった。

資本主義の話だと、お金を使ってお金を増やすことに才能がある人がそれ相当の対価を享受してますよね。そーゆー才能がある人がいますね。


整備士さんは整備する才能を使って対価を受け取っている。
そこに対して
「好きでやってるんだからお金もらえるだけでラッキーだよね」
となっちゃってるから「報われない仕事」としてランクインしてしまっているわけですよね。



そこに相手の「好き」「努力を苦に思わない」才能を持ち込まないでほしい。

頑張ってやったもの=仕事

理論だと仕事ってイヤイヤやってるものにしか対価発生しなくなっちゃいますし、あれ?仕事って楽しくやってる方が効率いいじゃないっすか。

頑張ってやったけど苦に思わない「才能」がある人って割と多い気がしますよ。

楽しくやってるか、我慢してやってるか、はこちらサイドの問題であって、成果物に対しての対価には影響しないっす。


なんで「サービス残業」的な扱いになってしまうのか理解に苦しんでおります。


まぁ、音楽の成果物の良し悪しが大衆に理解されにくいという問題(これは演奏家が大衆に対して説明してこなかった責任がある)もあると思いますが、せっかく演奏するチャンスをもらったから一ミリでもいい演奏をしたい、と日頃から努力している人達が日の目をみる世の中になるといいなと思っております。


洋二郎には音楽をさせているとめっちゃ力を発揮しますし、周り回ってそれが世の中にいい影響を与えることになるのにな、と思っております




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