シティ・ポップが流行ってるんだってよ

イマサラ感がありますが。

5年くらい前についに!注目される時が来たか!!!とワクワクしていましたが、なんだか世の中が「なんとな〜く」動き出したんだな〜と肌感で感じるようになりました今日この頃。

今日なんてNHKで特集されたりと、お茶の間に届くというのはこういうことなんだな、と実感してます。


演奏家側からすると、奏者の実力がヒットソングと直結している歴史上稀にみるレア時代ですのでムフムフしてますが、当時の商業音楽界がいかに潤っていたか、羨ましく思うところでもあります。

スタジオミュージシャンという職業が出来上がって最も成熟していた時期だよなぁ〜。衰退も早かったけど。



そもそも歴史的にみればスタジオミュージシャンなんて職業は成立し得なかったわけですが、レコーディング技術の進化と打ち込みの出現によって音楽業界の変革期だったのかなぁとボンヤリみております。そこに著作権とか著作隣接権が整ったことが商業として業界にガソリンが注がれたように思います。


ざっくりな見解ですが、ながーーーーい歴史の中で「権利」を主張するよりも「管理」することのほうがはるかにコストがかかりますよね。

「これは僕のものですよ」って言い分が誰がみても明白じゃなければいけないですもんね。


新聞やラジオの出現で驚異的に上がった情報のスピードに伴って、放送にのる音楽にも新たな使い方が見つかって・・・その新たの価値を「CD」や「レコード」「放送使用料」という形にすれば管理できんじゃね?と世の中が動き出して・・・みんなこぞってCDを出すようになって「ビジネス」としての側面が強くなったとみています。

(余談ですがコレ、現代だとメタバースとかweb3に企業がこぞって力を入れて開発しているのと同じです)


今までは「譜面」でしか権利を管理できなかったものが、音楽を聴いている「無限の聴衆」に権利を主張・管理できるようになった。


90年代にCD売り上げミリオン突破!みたいなニュースが飛び交っている頃がピークですね。
印税ビジネスここに極めたり、成熟したように思います。


一方その頃、インターネット整備が整い出し、無料で音楽が聴けるようになるようになります。
音楽業界の行先はサブスクが目的地になっていたわけです。



で、サブスクにはご存知の通り、昔のような潤沢な印税はなく、昔の印税の恩恵を知ってる人からすると「サブスクの使用料なんてないようなもんだ」口を揃えて言っております。


演奏家なんて実演するしかお金になる方法がなかったのに、レコーディングという新しい技術の導入によって生活ができるようになった。
これによって優秀なミュージシャンによる商業音楽が量産され、ヒットソングに並ぶ音楽的魅力が潤っていた時代だよな〜とみております。


確かタツローさんだと思うけどかつてインタビューで
「昔はバンドで一発当てて3、4年活動して世の中から飽きられたら印税で飲み屋さんを作る、というのがバンドマンの流れだったのに、スタジオミュージシャンの誕生によってそれだけじゃなくなった」みたいなことが載ってました。そんな最近の職業だったのか!とビックリしました。


兎にも角にもタツローさん大滝さんを筆頭に、大好きな時代の音楽が注目されるのは嬉しいっす。


僕は僕なりに、音楽と真摯と向き合い、丁寧に作品を作り続けようと思います。
ちなみに僕は「生音」信者で「技術力」信者です。
めっちゃ上手い人は人間的にクズでもいいと思っているかなり歪んだ感覚の持ち主です。
ライブが一番の醍醐味だと感じて舞台を作り続けてますが、それの一環で録音物の制作にも取り組んでいる、という立ち位置です。
最近は音楽体験会にも自分の存在意義を感じ、スタートさせております。


今年も6分の1が終わってしまいました。

時間は有限、まだまだ行きまっせ!




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